せっかくブログを運営するなら、GoogleAdSenseでお小遣いを稼ぎたいな!やっている人も多いみたいだし、僕もやってみたい!
GoogleAdSenseは無料で始められるGoogleの広告配信サービスで、
短時間で多く稼げるというものではありませんが、長く続けるならやっていて損はないので、実際に審査に通った私が詳しくご紹介します!
ブログで収益を得たいと考えたとき、GoogleAdSenseとASPアフィリエイトのどちらを始めようかと迷われる方もいるかと思います。
GoogleAdSenseは短期で稼ぐ・爆発的な収益を得られるものではありませんが、Googleが提供しており、YouTubeの収益化を考える際にも関わってくるサービスです。
この記事ではGoogleAdSenseついて、ブログ・サイトでの申請をベースにして収益の仕組みや審査の準備ポイント、不合格だった際の見直しポイントなどを紹介しています。
GoogleAdSenseとは?
「GoogleAdSense(グーグルアドセンス)」とは、Googleが提供する「コンテンツ連動型広告」配信サービスです。
Googleから配信されている広告を自分のブログやサイトに掲載することでクリック、もしくは広告が表示された回数に応じて収益が得られるシステムです。
- 広告のクリックと広告の表示回数で収益が得られる
- Googleが提供しているのでクリーンな広告が多い
- 無料で始められるが審査に合格しなければ始められない
- 審査に通るには最低でも独自ドメイン+自立したサイト(WordPress)が必要
Googleにブログやサイトの審査申請を出し、合格すれば無料で始められます。(レンタルサーバーやドメイン代金などは別途発生します)
●低品質のブログを量産して、PVを稼ぐ悪い手法が流行ってから審査がやや厳しくなった
過去にGoogleAdSense広告の仕組みを利用して、低品質のコピーサイトを大量につくって申請を行い、不正に近い方法でAdSense収益を得ようする手法が流行しました。
GoogleAdSenseの審査に通過する条件はGoogleから公表されていませんが、やや審査は厳しくなった傾向があります。
GoogleAdSenseとASPアフィリエイトの収益の仕組みの違い
同じくブログやWebサイトのアフィリエイトといえば、ASPアフィリエイトです。
有名なところでは「A8.net(エーハチネット)」「もしもアフィリエイト」「バリューコマース」などがあげられ、その他、Amazonや楽天などのECショップと連携したものです。
アフィリエイトサービスプロパイダの略称。主に成果型報酬が中心のアフィリエイトで、広告の成果発生条件を満たすことで収益が得られる仕組みです。
主にASPで提供される広告は「成果報酬型広告」といわれるもので、商品の購入やなんらかのサービスへの加入・体験申込、クリック後に指定の行動を行うなど、報酬条件があります。
一方でGoogleAdSenseは「クリック報酬型広告」のため、広告をクリックすれば少額ですが収益が発生するものとなります。また同時に「インプレッション報酬」もあり、クリックされなくても広告が表示された回数やPV量から少額の収益が得られます。
GoogleAdSense | ASP | |
---|---|---|
はじめやすさ | やや審査が厳しい | 始めやすい |
広告のタイプ | クリック報酬型広告 | 成果報酬型広告 |
報酬発生の難易度 | クリックされれば良いので易しい | 成果条件を満たす必要がありやや難しい |
稼ぎやすさ | ・長期的な運営計画が必要 ・人が集まるサイトを作れれば早い場合もある | ・セルフバックがある ・ジャンルや案件を絞るなら早い場合もある |
振込最低額 | 8,000円以上から | ASPサービスによる |
振込期間 | 1〜2ヶ月程度かかる | 毎月決められる(※即時支払などもあり) |
主な広告単価 | 1〜1000円以下 | 案件による 数百円のものから10,000円を超えるものまで多数 |
報酬の振込は8,000円以上から、口座登録はあとでOK
GoogleAdSenseの報酬は、8,000円以上から振込が可能です。 審査に通ってすぐ二口座情報などを登録する必要はなく、報酬が任意の金額に達成しないと設定できない項目もあります。
※初回の振込には初期設定や住所確認なども含め、2ヶ月近く先になることも留意しておきたいところです。
私も最初は驚いてしまいました。めっちゃ時間がかかるなと…。
そのため今すぐ振り込んでほしい場合には向いていません。
さらに、この8,000円という壁は、初心者の方を含めブログで稼ごうと思っている方の最初の大きな壁となることは必須でしょう。
クリック型広告の報酬は広告の内容によって値段が変動し、1クリック20〜30円程度、高くても100円程度です。
十分なPVとアクセスユーザーがないブログでは、なかなか収益につながりません。かなり意識してこまめに更新を行う必要があります。
またインターネットやブログが広く普及していることから、広告をクリックしない、過剰に広告を貼っているサイトを避けるユーザー傾向もあります。
成果報酬型のアフィリエイトより簡単と言われる意見もありますが、実際にはきちんとブログ・サイトを育てる必要があり、そこまで簡単ではないので注意が必要です。
特に計画も立てずにのんびりと最初のブログを運営していた私は、収益8,000円を超えるまでに2年近くかかってしまいました…。
収益目安:まず1000PVを超える良いサイト・ブログをつくる!
とはいえ、いつまでたっても収益が望めないブログ運営はつらいものです。
そのためまずは良質な記事を増やして、『1日1000PVを超える』を目指してみましょう。
毎日超えられることがベターですが、広告が定期的に1000回表示されるようになればインプレッション収益が入りはじめます。(わずか1〜2円ではありますが、何もないよりも着実に進歩が感じられるはずです)
ちなみに公式ページに国と主なジャンルを選択すると見積もりの収益額とPVの参考を調べられます。
https://adsense.google.com/start/#calculator
参考記事:
ブログのPV数と収益について徹底解説!PV毎の目となる収益や、PV数の増やし方のコツも|ワプ活
表示される広告はユーザーやサイトごとに異なる
AdSenseの「コンテンツ連動型広告」は、広告を貼っているブログやサイトのジャンル、またはユーザーが今まで触れてきたコンテンツによって表示される内容が変わります。
自分のブログ・サイトで扱うジャンルや話題に即した広告が表示されやすい傾向にあることで、よりブログを閲覧している人と関連が高いものを表示しようとするGoogleの配信システムの仕組みでもあります。
そのためどの広告を表示させるかの制御は難しいです。ある程度広告の傾向をジャンルで絞りたい場合は、運営するブログやサイトも特定のジャンルや話題を中心にした特化型で運用をしましょう。
GoogleAdSenseの申請・審査に必要なもの
GoogleAdSenseにブログ・サイトを審査に出すには作りたてのサイトでは通る確率は残念ながら低く見られています。
ある程度の運営実績や、ちゃんとした独自性の高いコピーコンテンツではない記事が投稿されていることが必要な条件と見られています。
最低でも、以下の4点は確実に用意してから審査に出しましょう。
- ブログ、もしくはサイト
- プロフィールページ
- プライバシーポリシー
- しっかり書かれたオリジナルの記事(最低でも5〜10記事)
ブログ・Webサイトをつくる
まずは運用の中心となるブログを作りましょう。
オーソドックスなのは独自ドメインを取得して、レンタルサーバーを借りてWordPressブログを始めましょう。
このセットで作っておくと、AdSense以外のASPにも登録審査が出しやすいからです。
独自ドメインの取得は以下で紹介しています。
レンタルサーバーもどれでもよいですが、私はエックスサーバーを使っています。 よくあるおすすめはアフィリエイト案件もよく出ている「ConoHa(コノハ)」やロリポップなども月の契約料がリーズナブルでおすすめです。
WordPressのおすすめの設定やプラグインなども別途記事にまとめています。
プロフィール・運営者情報のページを作る
WordPressができたら簡単で良いのでプロフィール、すなわち「運営者情報」のページを作りましょう。
近年のGoogle検索のシステムでは、運営者情報やちゃんと運営者がいて悪い人が運営しているブログではないかという情報を掲載することがとても大切担っています。
次に紹介するプライバシーポリシーも同様の理由です。
GoogleAdSenseもクリーンなブログに自分たちの配信する広告を掲載してほしいと考えています。個人情報を全部乗せるということではなく、ハンドルネームでも構いません。
運営者がどういう人で、実在する人間であることがわかるように簡単に書いておきましょう。
プライバシーポリシーを設置する
次にAdSenseの審査通過に絶対必要なのは、プライバシーポリシーです。
最近のしっかりした有料のWordPressテーマでは、雛形のサンプルや事前に下書き状態で固定ページが用意されていることもあります。
プライバシーポリシーのことはよくわからない、という方も多いかもしれませんが、個人ブログであっても個人情報を得る可能性がある場合必ず掲載しなくてはいけません。
このサイトで得た閲覧者の情報をどのように扱うか、またアフィリエイトなどの広告リンクを張っていることを宣言するなどの、サイトでの情報の取り決めを記載したものになります。
難しい言葉や聞き慣れない言葉が多く、難しい内容ではありますがまずはテンプレートを使いながらでもよいので、必ず制作しましょう。
また雛形のテンプレートも、運営元がしっかりした企業であることなども確認しておきたいところです。
オリジナル・独自性の高い記事を5〜10記事ほど投稿する
最後にブログを運営していることを証明する記事を、5〜10記事ほど書いて公開しましょう。
ジャンルや内容はなんでもよいですが、短すぎる記事は審査に通りにくい可能性があります。
一般的なWebブログの記事は3000〜6000文字程度が多いはず。 自然に意識して書いていればそれくらいのボリュームになりますので、あまり不安にならずに書き始めてみましょう。
◯ポイント:Googleが推奨するSEOに即した記事構成を意識する
審査の合否に関わるわけではありませんが、SEOの考え方やクロールが読み込みやすい構成を意識して書くのは、ぜひ意識してみてください。
最終的に検索で上位を取りたい、多くの人に見てもらえる記事・ブログにするためにSEOの考え方を身につけておくことはとても有効です。
ぜひ練習と思って意識してみてくださいね。
審査に落ちたら見直したい4ポイント
もしもGoogleAdSenseの審査に落ちてしまったら、ブログの構成や設定などを見直してみましょう。
審査に通過する・落とされる条件は明示されていませんし、問い合わせて教えてもらえるものでもありません。
改善ポイントや原因として考えられることをいくつかまとめますので参考にしてみてください。
- GoogleAdSenseが禁止しているジャンル・内容を取り扱っている
- ドメインの運営歴が短すぎる(ドメインの信用が低い)
- 記事の質が低い、記事数が少ない(コンテンツが未熟・未完成)
GoogleAdSenseが禁止しているジャンル・内容を取り扱っている
Googleの広告ポリシーに違反するジャンルをブログで扱っている・抵触している場合は、審査に通るのが難しくなります。
犯罪などに直接的に繋がらないことでも、YMYL(Your Money or Your Life)といわれる「Googleの検索品質評価ガイドラインに定められた特別な分野」に関係しているコンテンツを扱う場合も注意が必要です。
多くの場合、禁止事項に当てはまることはないと思いますが、一度目を通しておきましょう。
- 性的なコンテンツ
- 衝撃的なコンテンツ
- 爆発物に関するコンテンツ
- 銃や銃の部品と関連商品に関するコンテンツ
- その他の武器および兵器に関するコンテンツ
- タバコに関するコンテンツ
- 危険ドラッグに関するコンテンツ
- アルコールの販売や乱用に関するコンテンツ
- オンライン ギャンブルに関するコンテンツ
- 処方薬に関するコンテンツ
- 未承認の医薬品やサプリメントに関するコンテンツ
- Google Play ストアから削除されたアプリ
参照:
https://support.google.com/adsense/answer/10437795?hl=ja
ドメイン・ブログの運営実績が短い(ドメインの信用性が低い)
取得したばかりのドメイン、立ち上げたばかりのブログ・WebサイトはまだGoogleへの信用情報が少ないと判断された可能性があります。
ドメインの信用を上げていくには、多少の時間経過、ブログの運営実績が必要になります。
気持ちは落ち着かないかもしれませんが、最低でも1〜2週間は再申請に期間を開けて、その間に新規記事の投稿や既存の記事のリライトやブログのカスタマイズを行ってこまめな更新をするなど、調整を入れてみてください。
●ドメインの信用性を上げる可能性が高い活動・効果
- ブログやサイトに一次情報を掲載している
- 運営者情報やプライバシーポリシーを置いている
- 他のブログやSNSで引用されたり紹介されたりしている
- ブログにユーザーのアクセスが有り、記事がちゃんと読まれている
- サイトマップやOGP画像、ディスクリプションなどのメタ情報の記載がある など
記事の質が低い、記事数が少ない(コンテンツが未熟・未完成)
次に考えられるのは記事コンテンツが少ない、記事の中身が少ない・もしくは未熟である可能性も原因に挙げられます。
いま世の中には様々な情報が溢れ、ライティングを仕事にしていない人でもたくさんの文字・情報コンテンツを発信できる時代です。
良い記事・悪い記事の判断は読み手に委ねられることがほとんどですが、それでも内容が短い、他のブログからコピペしたような内容である。
独自性が低い(一次情報)記事をいくら更新しても、審査に通らない可能性があります。
雑記系ブログなど、特にジャンルを決めずに自由に運営するブログをしたいと考えている方も、まずは審査に通るために1つのジャンル(カテゴリ)に対して5記事ほど、まとまった情報を書いてみることをオススメします。
複数のカテゴリがあるにも関わらず記事がそれぞれ1つずつしかない状態など、Googleのクロームロボットからは「未完成」のブログと認識されてしまう可能性も少なくありません。
記事数が少なくても、コンテンツをちゃんと作ろうとしている状態であることを見せるようにしてみましょう。
GoogleSearch Console、Google Analyticsに登録してみる
またブログを立ち上げた際に。GoogleSearch Consoleは連携していると思いますが、もしまだ行っていないようでしたらまず連携させましょう。
GoogleSearch Consoleを通して、Googleはブログのサイトマップを読み込んだりクロームロボットにブログを読み込むよう働きかけてくれるツールです。
ただのアクセス解析ツールと思って登録しないのは、逆に問題があります。
無料で連携できて、サイト送信も手間がかからないのでやっておきましょう。
また同じくGoogle Analyticsも連携しておきましょう。
ブログのアクセス状況やサイト内の改善を考えるときによく利用するツールです。
AdSenseの審査に通ったらやること
GoogleAdSenseの審査に通ったら、ブログに広告コードを張って収益を得られるよう頑張って運営を始めましょう!
そして、同時にやっておきたい設定面を最後に軽く触れておきます。(また別の記事で補足するかも)
私が審査に通ったのは5年近く前のことなので、順番や設定できるタイミングがもしかしたら少し変わっているかもしれません。
しかし得た収益を振り込んでもらうためには、必要になる手順ですのでぜひ目を通しておいてください。
本人確認・身辺情報の手続きをする
GoogleAdSenseeの設定から、本人確認の手続きを行います。
ご自身の所在国や住所、誕生日などの個人情報の入力から、税務情報の入力を行います。
最初はアメリカにおける税務情報の確認になるため、基本は選択肢に正確に答えていくだけで問題はないはずです。
国際郵便で届く固有識別番号(PIN)の到着を待つ
個人情報の入力などが終わると、その住所が有効なものであるか、ちゃんとそこに住んでいるかを確認するために国際郵便でPINコード(固有識別番号)はが届きます。
この国際郵便の到着はけっこう遅いです。
でも自宅にGoogleから封書が届くのは、少しテンションが上がるかもしれませんね。
届いたらコードを確認して、AdSenseに入力を行います。
振込用の銀行口座の登録、デポジット確認がある
銀行口座を登録して振込みに備えましょう。
登録した銀行口座が有効な口座かどうか確認するために少額のテストデポジットがGoogleから振入金されます。
ランダムに100円以下の金額が確認のために、振り込まれるということです。
その振り込まれた金額を確認欄に入力すれば、口座の登録が完了です。
振り込まれた金額はそのまま受け取って大丈夫なものです。Googleから返却などはありませんので安心してください。
長期的にブログ運用するならGoogleAdSenseを登録してみよう!
今回はGoogleAdSenseについて概要から、審査の準備ポイントなどをご紹介しました。
数年前の一大アフィリエイトブームやブロガーブームで、登録した人も多いと思いますがブームに限らずブログを長く運営する予定がある方なら、ぜひ始めてみても損はないサービスです。
審査に通って広告を貼るだけで、何万円も稼げる…なんて夢のあるものではありませんが、日々コツコツ運営しているブログでドメイン代やサーバー代がペイできるようになるだけでもきっとありがたいはずです。またその他のASPと併用もできます。
ステマ法など、悪意のあるステルスマーケティングには注意しなくてはいけませんが、節度を保ったクリーンなブログ運営を心がければGoogleAdSenseに関しては、他に特別気をつける部分はないという見解が多いです。
ぜひこの記事を参考に、GoogleAdSenseを始めてみてくださいね!