ライターでも自分のポートフォリオって必要なのかな?
ブログをやっていない人も多いと思うけど……。
ブログやポートフォリオを持たないライターさんもおられると思いますよ。でもWeb上で活動するなら、つくっておいて損はないはず!
SNSから仕事が来る、noteやポートフォリオサービスを活用して依頼の窓口にしている。仕事を受ける窓口として機能していれば、必ずしもブログ運営の経験は必要ないかもしれません。
しかし、以下のような悩みを解決したいと考えたとき、ブログ運営を行った経験はライターにとって強い武器になります。
- 低単価の案件から脱出したい
- アフィリエイトやアドセンスをしてみたい
- 新しい仕事・スキルアップできる仕事をやりたい
この記事ではWebライターがブログ運営で得られるメリット、ポートフォリオブログを持った方がいい理由を解説します。
仕事の取り方によっては必要ない方もいるかもしれませんが、一長一短では得られないメリットがたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ライターもポートフォリオブログ・サイトを作るべき理由
ライターに限らずすべてのビジネスや事業を営む方が、Webサイトを作るべき理由は「信頼してもらう・安心してもらうため」です。
少し高価な買い物をしようとしたとき、商品のことをネット検索した経験は誰しもあるはずです。それが自分のビジネスに関わるコンテンツを作ってもらうのであれば、相手が信用できるのか調べるのは当たり前。
その時にSNSしか出てこない、実績が不明確な状態では仕事の依頼がくるチャンスを逃してしまいます。
そうならないためにもライターもポートフォリオを作り、できればWebサイトも用意しておくことが、Web業界を生き抜くためにも重要になります。
受けられるお仕事の種類、価格の目安、ご依頼のフローなど、
実は依頼側が知りたいことはたくさんあるんですね。
ポートフォリオサイトがあるだけで信頼感が上がるから
副業ブームやコロナ感染症の影響から、パソコン一つで始められるWebライターの需要はいまだ根強くあります。さらにSアフィリエイターやブロガーなど文章を書いて収入を得る仕事をしている方々も含めると、相当な数になるでしょう。
そんな中で、仕事を得る・フリーランスとして生計を立てるならポートフォリオサイトは必須です。
ポートフォリオとして、ご自身のブログやポートフォリオを持っていると言うだけでも企業や依頼する側の安心感はあがります。
- 企業・依頼者が心配していること
- 実績、文章の雰囲気を確認する方法がない
- 連絡先がSNSなど一つしかなく、連絡が取りにくい
依頼者が持つ不安は、SNSのみでの仕事の依頼トラブルや、ライターとの連絡が途絶えてしまうこと。
お金をかけて自分のHPをしっかり構えているなら、仕事を投げ出すライターに当たる確率を少しでも避けられると考えます。初期費用が少なく始められるWebライターという職業だからこそ、こうした信頼面を確保するために、費用をかけましょう。
プロフィールや実績をまとめて伝えられる
Webサイトやブログとは、ネット上の事務所のようなもの。
家とも例えられるように、Webサイトでは多くの情報を訪問者にまとめて伝えることができる便利なツールです。
問い合わせ窓口として機能することはもちろんのこと、HPに情報がまとまっているとわかれば、複数のSNSをチェックする必要が無くなりここを見れば大丈夫という認識を持たせられます。
ポートフォリオサービスなどの活用でも代用できますが、そのサービスが終了すれば新しい場所を作る必要があります。Webサイトにも同様のリスクはありますが、を大手のレンタルサーバー会社選んでおけばあまり心配する必要はありません。
ブログ・サイトの運営経験を伝えられる
多くの事業者さまが記事を発注するのは、Webメディアやサイトを運営して多くのお客さまに認知を広げたり情報提供をしたり、コンバージョンを増やすために行っています。
売上につながるサイトを作るには、漠然と記事・コンテンツを増やすだけでは不十分です。
管理・運営することでWebサイトはその真価を発揮できます。定期的に整理・リライトをしなければ、いろんなコンテンツが山積みになってどこに何があるかわからないと言う物置状態になりがちです。
しかし経験がないと、なにから整理するのか・改善点を見つけるのは大変です。そうならないためにも、自分で経験を積んでおくことが大切です。
ブログ運営はライターにプラスの経験をもたらす4ポイント
ただ実績やプロフィールを掲載するためなら、ブログでなくても大丈夫。
ですが、長期的に運用・継続することでしか得られない経験を詰めるのがブログ運営の大きなメリットです。
ぜひ手間と準備はかかりますがライターとして仕事の幅を広げる際に役に立つはずです。
1.ブログは自分で作れるマーケティングの実験場
自分でコンテンツを作り出し、さまざまな仮説・検証を自分で行えるブログは「小さなマーケティングの実験場」といっても過言ではありません。
Webサイトの運営は、調べた知識だけでは問題をクリアできないこともあります。
その時に一番頼りになるのは自分が試行錯誤した経験です。
ブログ運営には記事の執筆以外にも、WordPressの知識、レンタルサーバーやドメインの知識、アクセス解析、集客・コンテンツマーケティングなどさまざまな知識が必要になります。
ただブログを書いて記事を投稿するだけならライターでなくてもできます。
ですがコンテンツを通してお金を稼ぐ、実績を掲載する、お客さまのサイト・ブログから問い合わせを増やすなどを考えると、総合的な知識と経験が求められるとても大変な仕事です。
自分で運営した経験があると、Webサイト運営で悩む企業・事業者さまの抱える悩みがより明確にわかるようになります。さらに、記事コンテンツを作成できるWebライターは、悩みを解決するための記事提供ができます。
2.WordPressの下書きまでが納品の仕事が増えてきたから
クラウドソーシングをはじめとする案件では、記事執筆をしてWordPressの下書きまで行って納品完了となることが増えてきています。
ライターだから記事だけ書けば良いという仕事は少なく、運営母体となるWebサイト・ブログ運営をする上で最適な働きをしてくれるライターさんが多くの事業者さまから求められています。
特に外注・業務委託をしている場合はできないので教えてくださいでは、採用すら見送られることもあるでしょう。
自分のスキルを生かすためにも、いまやWordPressの最低限の知識は必須です。
3.SEOに対しての知識を実践できる・信頼感ができる
自身でブログをやったことがないのに「SEOに強いです」「サイト運営は任せてください」と言われても説得力がありません。どこかの企業や会社で運営していた経験があっても、守秘義務から実績として見せられない場合もあるでしょう。
特にSEO対策は過去に流行ったブラックなやり方や、現在は推奨されていないやり方がまだ主流だと思っている方は実は多いのです。
そうした現状を踏まえて、SEOの本来の考え方や対策について、自身が理解して実践した上で説明や方針を伝えなくてはいけません。
特にサイトを立ち上げたばかりでは、いくら正しい知識を持っていても結果が出るまで数ヶ月を要することもあります。
そんなときに理由を説明できない状態だと、自分がよいコンテンツを作れていたとしてもそれが正しく評価されない可能性もあります。
4.フリーランスで仕事をしている・したいならお仕事依頼の窓口になる
案件の受注と言えばクラウドソーシングを多くの人は思い浮かべるかもしれません。
しかし、ライティングの仕事はもっと多くの場所で求められており、ライターがいないと嘆いている企業や事業者様は知り合いからの紹介で探すことが多いのも事実です。
「紹介しても大丈夫」と思ってもらうには、整備されたWebサイトがあり、真面目に仕事をしている実績と姿勢を、伝えなくてはいけません。
営業の際にもサイトがある方が話を進めやすいのでオススメです。
ブログ運営を通してライターのスキルを底上げしよう
今回はWebライターがブログ運営を行うメリットや、ポートフォリオブログを持つメリットを紹介しました。
Webライターの運営するブログすべてが、検索順位で1位をとれるわけではありません。
SEOの仕組みは日々アップデートしており、企業や公的機関のドメインが優遇されるなどのさまざまな要因があるからです。
重要なのは、検索の仕組みやWebサイト・ブログ運営を通して得られる試行錯誤や、よりよいサイトにするための改善施策を、自ら考えて実践することに一番の意味があります。
- 自分の実績や受けられる仕事や要件をまとめられて、信頼感を感じてもらえる
- ブログの運用経験があれば、SEOやサイト運営の知識を持っていると証明しやすい
- WordPressは本来学習コストのかかるツール。現場でよく使われるツールなので使い方を予習できる
自分の行動から得られた経験や知識は、必ずお客さまのために活用できる。
一長一短で作れるものではないからこそ早めに取り組み、時間をかけて育てましょう!