11月9日(土)に開催された「クリエイター祭り2024 梅田スカイビル」の関西最大規模のクリエイター交流会イベントにて、登壇をしました!
ご来場頂いたみなさん、本当にありがとうございました!
2018年から運営スタッフとして何度も関わってきた私ですが、「一歩先を行く先輩トーク」にて登壇の機会をいただけたことをとても嬉しく思っています。
当日の私の登壇内容をダイジェストでご紹介します。
関西発のクリエイターイベント「クリエイター祭り」とは
2015年に大阪で始まった有志のクリエイターによる、クリエイターのための交流イベント。
「創ることが好きな全ての人へ」、交流やつながりを通して3年後の未来を考えるきっかけになってほしいという願いを込めて、有志のクリエイターが集まって運営をしています。来年で、10周年になります。すごい!
※”クリエイター祭り”は(株)クリエイティブユニバースの商標です。
主催:株式会社クリエイティブユニバース(&関西のクリエイターギルド「THE CREATIVE」)
Adobe株式会社さま、エックスサーバー株式会社さまなどの有名企業がスポンサーに
2024年は「Adobe会社」さまやエックスサーバー株式会社さま、総合印刷会社アクセアさまなど、クリエイティブ・IT業界でも大変有名な企業のみなさにもスポンサー・協賛していただきました。
クリエイター祭りは、多くのスポンサーのみなさまからの協力や支援を受けて、運営されています。
クリエイター祭りでは初の「ライター」登壇
クリエイター祭りは2024年の開催で9年目を迎え、10回目の開催となります。
その中で、ライターの登壇は今年が初めてでした。
ライターと聞くと、さまざまなテイストで記事を書かれるブロガーさんやSEOライターさんなど、クリエイターという印象を持っていない方も多いと思います。
そんな中で、PRライターという新しい肩書きとともに、自分にとっての新しいステージを目指したストーリーをお話しさせていただきました。
クリエイター祭り2024プレスリリースにも名前を掲載いただきました!
本イベントのプレスリリースは30以上のメディア様に拡散いただきました!
取り上げて頂いたメディアのみなさま、本当にありがとうございました。
「普通のWebライターだった私が、自分のやりたい仕事を見つけて一歩を踏み出すまで」登壇内容ダイジェスト
今回の登壇内容で伝えたかったことは「自分がまとう言葉を変えれば、理想の世界に近づいていく」ということです。
私は「ことばは誰もが持っているクリエイティブな力」だと思っています。
自分がライターということばを使って情報や想いを伝える立場だからこそ、自分自身もことばの力を信じて、肩書きを変える決心ができた、約1年間の動きを登壇でお話しさせていただきました。
登壇の内容は、主に3つのステージでまとめました。
ステージ1.Webライターを辞めた日
2018年の10月に開業届を提出し、Webライターとして独立して記事を書くなどの仕事をしていました。
ライターとしての仕事自体は、さらに遡って2015年頃からやっていました。
プロフィールでも少し触れているのですが、元々ライターになるきっかけを得られたのは「ゲーム攻略ライター」を経験したことでした。
通信教育部の芸大に通ってデザインの勉強をしながらも、ゲーム業界に関連する仕事ができないなと探していたときに出会った仕事だったので、とても興味を持って続けることができました。
ゲームの攻略情報からブログ・メディアの運営、記事広告などいろいろな記事を書かせていただいきました。
自分が好きなものやゲームの面白さを伝える仕事って、とても楽しいなとライターに目覚めたきっかけはこの経験のおかげです。
その後、お世話になったこちらの会社を退職する際に、デザイナーとして転職活動も行うのですが、結果としてまずスキルを持っていたライターとして仕事をすることに決めました。
そして、2018年にフリーランスのライターとして独立。
2023年頃までほぼ固定のクライアント様とお仕事をさせてもらっていました。独立してすぐに、安定したクライアントさんとのご縁がありとても幸運だったと感じています。
またその間に、クリエイター祭りとTHE CREATIVEにも出会い、自分のキャリア・スキルアップの為に加入をしていました。
転職やお仕事の終了は突然に…自己PR・営業のしていなさからピンチに
しかし、2023年の中頃にずっとお世話になっていたクライアントさまとのお仕事が終了になり、新しいお仕事先を探さないと…という状況になりました。
自分のポートフォリオやブログ講座「ブロでん!」などの設計はしていたものの、積極的な営業や自己PRをしてい無かったため、非常に不安な時期をすごしていました。
そこで、クリエイターの駆け込み寺ことカッシーさんへ、本気のお仕事相談をすることにしました。
ちょうどそのタイミングは、コミュニティ内で行っていた「3ヵ月アワード」というやりたいことをやったに変えるがテーマの目標達成の強化月間でした。
そこで頂いた最初のアドバイスが「自分のスキルセットの整理」と、自分が持っているスキル・能力が本当に活かせる仕事はなにか?を考えることでした。
スキルの棚卸しで気づいた「PR・広報」という領域の仕事
スキルの棚卸しをやる中で、今までやってきた仕事ややりたいことを考えるとWebライターというよりも「PRや広報」の仕事に近いのではないか?と気づきました。
スキルの振り返りをしながらも広報やPRの仕事はどんなものがあるのかも調べました。
PRという広い範囲で見てみると、Webライターが担当する仕事はごく一部。
もっと広い領域のことを知っておかないと仕事の幅を広げるのは難しそうに感じました。
合わせて自分が仕事をする中で責任を持つ、どうしても譲れないと感じる部分はどこにあるのかという部分なども整理をしました。
ただWebライターという肩書きで活動するよりも、PRや広報の仕事に関われるPRライターと名乗った方がよいのではとアドバイスももらいました。
3つのステージの中で最初にやったことは、スキルの棚卸しを通して、自分が持っているスキルや能力を最大限に活かすには、どういう働き方や仕事、肩書きを持てばよいのかということでした。
この相談をきっかけにカッシーさんとPRに困っている企業さんを救おうということで、一緒に案件をさせてもらえることにもなり、仕事・収入面でも少し安心できる状況に持っていくことができました。
やったことがない仕事も多く、もっとスキルアップをしなくてはいけないとついていくのが必死だった期間もありました。今でも、その時その時の問題解決に対して悩むことは多いですが、当時の収入や仕事に悩んでいた状況に比べれば、嬉しい悩みなのかも知れません。
ステージ2.ゲーム好きなPRライターと肩書きを変えるまで
仕事のできる範囲を広げること、働き方がわかったけれどまだ不安なことがありました。
それは感情の問題です。
不安や思い込みも含めて、自分が今のステージから次のステップへ動くとき、頭では分かっていても感情や気持ちがうまくついてきていない感触がありました。
そこで行ったのが感情の棚卸しです。
なぜ自分がこの仕事をしているのか。どうして自分がクリエイティブ業界で働きたいと思ったのか、自分の根底にあるものをもう一度見直しをはじめました。
THE CREATIVEの自己理念合宿に参加して、一日じっくり自分の理念や本当にやりたかったことなどと振り返り・整理してみました。
登壇の際はワーク資料の写真をお見せしていたのですが、かなり書き殴ったものなのでこの記事では割愛します。
自分の中にあるいろいろなブレーキをなるべく取っ払いながら、気持ちや感情の整理をしてみて私が行き着いたのはここでした。
私がクリエイティブ業界を目指した理由は「ゲームクリエイターが好きだから」
ゲームというこんなに面白いものを全力で創って、伝えてくれた大人たちがいたことに、小さい頃からなんてすごい人達がいるんだと感じていました。
最近、チャンネル更新が最終回となって一躍話題になった、桜井政博さんの「桜井政博のゲーム作るには」の動画に、私が大きく影響を受けた「スマブラ拳!」のお話や、岩田社長のこと、開発と広報の両方の大切さ。
すべてが、めちゃくちゃわかりやすく言語化されています。
▼広報のお話もぜひチャンネルをご覧ください!
こうした自分の気持ちの整理をつけ、2024年の年始に自分の気持ちをまとめた簡易なビジョンレポートを公開しました。
こちらは私の理念・ビジョンレポートのページから見られます。
ここまで自分の過去の経歴や感情を言語化してみると、とても自分の方向性や気持ちが落ち着いて定まった気持ちになりました。
そして、ライターとして仕事をしている私にとって「ことばにすることがもっとも手っ取り早い旗のあげ方」ということも分かりました。
こうして自分のことを言語化して伝えることは、個人で仕事をするフリーランスやクリエイターのみなさんにとっても大切なことなんじゃないかと思います。
ここまで言語化をしてみて、ようやく肩書きを変えて自分を示すことばを変えてみようという決心がつきました。
ステージ3.肩書きを変えて変わったこと
そして、自分の肩書きを変えてみて約1年で変わったことはもちろんありました。
まずPRや広報に関して相談をしてもらえるようになったこと。そして、営業や自己PRの機会をふやしたことでライターとして案件相談の機会も増えました。
そうした嬉しい変化があった反面、自分がやったことがない範囲、挑戦したことのない仕事なども相談していただくことも増えたので、お客さんの期待にどうやって応えていくのかという課題や責任ももちろん発生しました。
新しく肩書きを変えたことで、今の自分に足りないことも見えてくる。それをどうやってクリアしていくのか、次の課題も同時に見えてきました。
こうして肩書きを変えたことで、肩書きに見合った自分になるための行動が加速するようになりました。
行動を起こすために、気持ちの方向性も合致していないと私は動けないタイプということもわかったので、その収穫も大きかったように思います。
自分をまとう言葉を変えれば、理想の世界に近づいていく
登壇内容の最初でも触れたように、今回の登壇で私が伝えたかったこと。
「自分をまとう言葉を変えれば、理想の世界に近づいていく」
そして、ことばは誰もが持っているクリエイティブな力だと、私は信じています。
お金のかかるツールや特別なスキルもいらない、誰もが持っているものです。
そして、言語化をじょうずにやるには、自分のスキルと気持ちを整理して合致させること。
文章を書くときも下準備がとても大切です。掘り下げや材料を揃える前に、自分の本心を表に出すことはとても難しいことです。
だから時間がかかってもよくて、完璧にかけなくていい。
何度もはきだして、書きかえて、アップデートしていくことで、自分の本当の気持ちに気がつけるのだと感じています。(自分のビジョンレポートも公開まで6ヵ月以上かかってます)
登壇の最後では、私のNextStageについても宣言させていただきました。
これも肩書きの話と同じで、祭りに来てくださったみなさんに宣言したことで後には引けなくなってしまいました笑。
3年後、もしも私がゲーム業界でなんらかの実績を公開していたら、あの登壇で話していた理想を叶えたのだと思っていただけると幸いです。
イベントでは休憩を挟んで交流会タイムが控えていたので、みなさんへの問いかけとして「みなさんの理想(NextStage)」を、ぜひ言葉にしてほしいと伝えて登壇を締めさせていただきました。
PR関連のご相談やゲーム関連の案件をお待ちしています
今回クリエイター祭りで登壇をさせていただいて、ライターという参加者のみなさんからみると親和性の低い職種だったかもしれません。
ですが、自分のやりたいことや気持ちを言語化することは、これからの時代にきっと必要なスキルになってくると思います。
個人の方でも会社に所属している方でも、自分のことばをもっと多くの人が大切にできるようになってほしい。自分以外の人のことばも本当の意味で尊重しあえる、そんな優しい社会になってほしい。
それが私の理念で、自分自身のそうした生き方ができるように努力していきたいです。
最後にクリエイター祭りにご来場頂いたみなさん、このイベントレポートを最後まで読んで頂いたみなさん、本当にありがとうございました!
来年はクリエイター祭りは10周年を迎えます。
来年も恐らく裏側のスタッフとして、なんらかの形で運営をお手伝いしていると思いますので、ぜひ来年も遊びに来ていただけると嬉しいです。
そして、ぜひ案件のご相談もぜひお待ちしています!